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それはまるで映画のように
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行ってきましたオーディション。
今回の会場は埼玉スキップシティ




遠い!

このスキップシティに来るのは2年前に出演した
ZONEというオムニバス映画(通販のみ販売)の完成試写会以来。

今回はここで監督の今までの作品の上映後にオーディションがありました。
今日のオーディション、ずっと楽しみにしていたんです。
監督の作品を見たのは初めてだたのですが、
予想以上に素晴らしい作品ばかりでした。
世の中には凄い人がまだまだいるもんだ、と興奮しました。
どんな役でもいいから映画に出演したいと思わせる人、そんな監督さんでした。
ドキドキしながら結果を待つ事にします。





でもやはり今日も知り合いの役者さんに会いました。
オーディションに行くと必ず誰かに会います。
先輩俳優に『絶対いると思った!』って言われました。
エヘヘッ。

で、大事な話がもう1つ。
帰りに新宿で結構長いエスカレーターに乗りました。
東京ではエスカレーターは急がない人は左側で立ち止まって、
急ぐ人は右側を歩きますよね(大阪では逆ですが)
俺は右側をスタスタと歩いて降りていたのです。
半分位まで降りた時に、後ろから『あっ!』という女性の声が聞こえました。
特に気にしなかったのですが、
その後にガタガタガタと大きな音も聞こえてきたんです。
なんだろうと思って後ろを振りかえってみたらビックリ!




巨大なスーツケースが凄い勢いで回転しながら落ちてきている!




その時は『すげーっ!こんな場面は映画でしか見た事ねーよ!』
なんて思いましたが、そんなのんきな事は言っていられません。
俺の後ろの右側通路には誰もいなく、このままではダイレクトに衝突してしまうんですもん。
左側に並んでいる誰かが『危ない!』と言う声が聞こえてきました。

そんな事は分かっています。


逃げるか、受けとめるか。


しかし逃げるにも左側通路には人がびっしり。
入る隙間もありません。
かと言って下まで走って逃げても、
エスカレーターはまだまだ続いていたので
到底間に合いそうにもありません。

受けとめるしかない

そう判断して完全に後ろに向き、
更に加速を増して落ちてくるスーツケースと向き合いました。
でも凄い勢いでゴロンゴロンと回転しながら落ちてくるスーツケースを
手で受けとめたら怪我するのでは?
指を骨折しそうな雰囲気がありました。

でもだからと言って人の物を足で受けるのもいかがなものかと思い、
手を出したのです。




バシッ!



・・・痛い。
なんとか回転は止まりましたが、やはり足で抑えればよかった。
右手親指がじんじんしています。
誰かの『オオーッ!』という声が聞こえます。
そんな言葉を聞いてここで痛がっては周りの人達も冷めてしまいます。
俺は何食わぬ顔でスーツケースを抑えて下まで持って降りました。
するとバタバタと上からスーツ姿の女性が慌てて降りてきました。

『どうもすみませんでした・・・』

相手が男なら文句の1つも言いたい所ですが、本当に申し訳なさそうな
彼女を見るとそんな訳にもいかず、

『いえいえ、よくある事ですから』

などど訳の分からない事を言って、
じんじんしている右手をそっとポケットにしまって
後ろを振り向く事なくその場を去りました。


ちなみに、事の一部始終を見ていた周りの人達から
『あの人素敵!』などと言われる事もなく、
その女性とそれがキッカケで恋に落ちるような事もまったくありませんでした。

それが現実。
by cultstar | 2005-04-11 02:19 | 映画な男
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