脚本家として何が伝えられるかを考える。        by 三好昭央
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君の未来に期待します
0311 AM9:30

近所のファースト・フードでコーヒーを飲みながら書き物をしていました。

ゆっくりとした時間が流れる土曜の朝の店内には数組の客がいるだけ。
その中に一組の家族連れがいました。
元気一杯な男の子が店内を走り回わっています。
そしてそれを叱る母親。

そんな無邪気な光景をボーっと眺めていると、
その男の子が僕のテーブル近くまで走って来ました。



僕の目をじっと見つめるチビッ子。
そんな澄んだ目で見つめられると少し照れてしまいます。

可愛いいなと思いニコッと笑いかけると、チビッ子が突然聞いてきました。


「どうしてなにもたべないの?」


休日の朝に家族で朝食を食べに来たチビッ子の目には、
コーヒーだけを飲んでいる僕が不思議に映ったのでしょうか。

僕がニコニコしながら 「お腹が減ってないからだよ」 と答えると、
チビッ子はさらに不思議そうな顔をして


「どうしておなかがへってないの?」 と聞いてきました。


「それはねぇ・・・」 と答えながら、

「今から数時間前に炭水化物を摂取した為に
胃の中にはまだ心地のいい満足感が残っております。
なのでこれからさらに何かを食べるつもりはありません。
甘い物は別腹なんてよく言いますが
そんな物さえ受け付けない程に今のお腹は充実しています。
ましてやそんな状況の時にファースト・フード店で
高カロリーの物をがっつり食べようとは思わなく、
コーヒーでも飲んでまったりしようかと思ってた次第でございます」


なんて事をまだ小さいこの子に対して説明するべきだろうか?
などと考えていると、向こうから母親が駆け寄って来て
「どうもすみません」と言いながらチビッ子を抱きかかえ席に連れて帰りました。
母親の腕の中で尚も「なんであのひとはなにもたべないの?」
と聞くチビッ子に対し「いーのよ、いーのっ!」と答える母親。

何がいいのか分かりませんが、
チビッ子も納得したのかそれ以上の事は聞いていませんでした。
そしてありがたい事にその声の一部始終は店内中に響いています。


無邪気なものです。

子供はある程度の年齢になってくると、
色んな事に対して「どうして?」と疑問を持つようになってくると聞きます。
またそれらを一つ一つ旨く答えてあげるのが親の役目でもあるのでしょう。
鴻の鳥しかり。

だとしたらチビッ子の質問に気の利いた答えを用意出来なかった僕は
今の段階では父親になるには失格のようです。


しかしチビッ子よ、逆におじさんお兄さんは君に問いたい。



「どうして垂れた鼻水を拭き取らないのかね?」
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by cultstar | 2006-03-11 12:14 | 日々笑進
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